グラビオラの自然な方法で炎症と戦う (SQ-50)
頭痛のような痛みにどのように対処しますか？すぐに痛みを取るためにイブプロフェンなどの抗炎症薬を使用していると思います。すぐに効果が出るかもしれませんが、それには犠牲を伴います。日々の痛みや慢性的な痛みを取るためにそのような薬を使用すると、あなたの体に長期的な副作用をもたらします。
一般的に痛みや腫れは炎症の合図です。あなたの免疫系は自然と怪我、感染、細胞組織へのダメージに反応します。炎症がないと大小に関わらず怪我は治癒されません。
治癒、または細菌、ウィルス、その他病原菌と戦うために炎症を必要とします。簡単に言うと、良い機能で重要です。しかし体の奥で炎症を発生させたくはありません。体が有害物質に対応し、治癒が完了したらすぐに消えるべきです。それが慢性炎症につながります。関節炎、心臓病、アルツハイマー病、糖尿病、喘息などの多くの病気の根本的な原因と考えられ、がんの発症とも関連しています。
「慢性的」という言葉に注意するべきです。なぜなら短期または急性の炎症は通常の治癒の過程であり、体の修復と再生メカニズムの一部であるからです。急性と慢性の炎症については炎症:良いそれとも悪い？という以前の記事でご説明しました。
炎症に対する従来の治療方法
炎症の痛みをコントロールする従来の治療方法の多くは、強い抗炎症薬の使用で、長期間使用すると有害な副作用をもたらします。例えば、NSAIDは関節炎（1つ以上の関節の炎症）を治療するために使用され、スタチンはコレステロールの数値（関節炎の炎症が主な原因）を下げるために処方されます。慢性的な炎症は喘息と関連症状を引き起こし、通常はステロイドで治療されます。
多くの場合、抗炎症薬は最良の方法で、例えば、心臓病の予防、急性の喘息発作をコントロールに対する即時の治療などにおいて、命を救う可能性もあります。しかし問題は、そのような薬に患者と医師が依存してしまうことです。その結果は？体の自然な治癒と自己修復メカニズムを妨げてしまいます。さらに、あなたは肝臓、腎臓、大腸に有毒な付加を与え、肝毒性、腎障害、潰瘍、消化管出血を引き起こします。そして、体の自然な解毒プロセスを損ない、あなたの免疫系にさらに負担をかけてより多くの炎症を引き起こします。
炎症を自然に治癒する方法があるでしょうか？科学者達は食品に含まれるどのような化合物が炎症を抑えるのに役立つかを調査しました。そしてまだ知られていないが奇跡の力を持つグラビオラが発見されました。
グラビオラとは？
グラビオラは東南アジア、アフリカ、中央アメリカ、南アメリカで通常育つ熱帯雨林の樹木です。他の言語で違う名前で知られています。例えば、英語はSoursop、スペイン語はGuanábana、ヒンディー語はLakshman phalです。オーストラリアではBrazilian Paw Pawと呼ばれ、カスタードアップルとしても知られています。
グラビオラの木のほとんど全ての部分 – おいしい果実、葉、樹皮、根、種 – は、すばらしい健康効果をもたらします。現地の人々はグラビオラが、熱、不眠症、細菌やウィルス感染、関節炎、糖尿病、傷の予防、およびコントロールに利用できることを知っています。果実を食べたり、葉を沸かしてお茶にし、砕いた種をまぶしたりして飲むことができます。グラビオラはサプリメントとしても使用されます。
グラビオラは強力な抗炎症剤です
グラビオラには、多くのビタミン、ミネラル、植物化学物質、バイオアクティブ化合物が含まれています。このすばらしい性質によって、果実や木のその他の部分は驚くべき治癒、鎮痛、抗炎症効果をもたらします。
グラビオラには、特に言及されるべき自然化合物のアセトゲニンが豊富に含まれています。アセトゲニンは、珍しい植物科学物質で、グラビオラにがん細胞を破壊する効果を与えます。さらに重要な点として、グラビオラは健康な細胞に影響を与えずにがん細胞を選択して破壊することで知られています。新しい研究によると、これらの強力な化合物が薬品に対して抵抗力のあるがんも破壊します。アセトゲニンは、グラビオラに抗炎症、鎮痛、抗酸化作用を与えます。
2010年に国際分子科学ジャーナルで発表された研究[1]は、「グラビオラの葉は、痛みや腫れを抑えるに非常に効果的である。」、「グラビオラの葉には抗炎症効果があり、治療目的で使用できる可能性がある」と発表しました。
グラビオラのバイオアクティブ化合物は、免疫系を強化する効果もあります。2016年のEvidence-Based Complementary and Alternative Medicineの研究は、「グラビオラのバイオアクティブ効果は、免疫系を強化して健康を促進する可能性がある」[2]と明確に示しています。
リウマチと関節炎: Planta Medicaが発表した研究は、「グラビオラは炎症性サイトカインを抑制することで、優れた抗関節炎作用がある」[3]示しました。
グラビオラ茶は葉から作られ、通常、軽度の関節リウマチを持つ患者の痛みや腫れを抑える効果があることで知られています。グラビオラオイルは神経痛、リウマチ、関節炎をコントロールするために使用されます。
副鼻腔炎症: 副鼻腔の炎症は、気道内に粘液を蓄積させて鼻の通りを悪くし、詰まらせてしまいます。鼻が詰まると、不快感を与え、鼻詰まり、咳、頭痛、だるさをもたらし、上あご、鼻の脇、眼の間などに強い痛みを与えます。グラビオラ茶は鼻の気道を塞いでいる粘液を除去し、関連症状を防ぎます。
傷の治癒と痛みの軽減: グラビオラ葉は民間療法として、皮膚病や膿瘍の治療に広く使用されてきました。現代の研究は、グラビオラ葉が傷の回復プロセス、ダメージを受けた細胞周辺の赤み、痛み、腫れなどの初期の炎症サインの軽減を早める効果があることを示しています。[4]
翻訳者: 千葉将臣
参考:
- Orlando Vieira de Sousa, Glauciemar Del-Vechio Vieira, José de Jesus R. G. de Pinho, Célia Hitomi Yamamoto, and Maria Silvana Alves. Antinociceptive and Anti-Inflammatory Activities of the Ethanol Extract of Annona muricata L. Leaves in Animal Models. International journal of molecular sciences. 2010; 11(5): 2067–2078.
- Goon-Tae Kim et al. Immunomodulatory Efficacy of Standardized Annona muricata (Graviola) Leaf Extract via Activation of Mitogen-Activated Protein Kinase Pathways in RAW 264.7 Macrophages. Volume 2016 (2016), Article ID 2905127
- Chan P., Ah R., Mh K. Anti-arthritic activities of Annona muricata L. Leaves extract on complete freund’s adjuvant (CFA)-induced arthritis in rats. Planta Medica. 2010;76:P166. doi: 10.1055/s-0030-1264464.
- Moghadamtousi SZ, Rouhollahi E, Hajrezaie M, Karimian H, Abdulla MA, Kadir HA. Annona muricata leaves accelerate wound healing in rats via involvement of Hsp70 and antioxidant defence. International journal of surgery (London, England). 2015 Jun;18:110-7. doi: 10.1016/j.ijsu.2015.03.026.
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