遺伝子組み換え食品と健康リスク (SQ-41)

遺伝的に改変された生物が私たちの生活の大部分を占めるようになっています。綿、大豆、砂糖大根は、最もリスクの高い作物であり、加工カテゴリに含まれるほとんどの食品成分はこれらの作物に由来しています。

明らかな質問から始めてみましょう米国FDAのような規制機関が遺伝子組み換え食品を承認するときに、安全性については何も騒ぎにならない・・・ですよね？

間違いです！

「 FDAは遺伝子組み換え食品が安全かをテストしない」というこの衝撃的な記事は、別の何かを私たちに伝えます。それは、「製造会社が販売されている遺伝子組み換え食品の安全性を保証する責任を持つ」と述べています[1]。さらに、政府は独立した機関が実施する研究を必要としません。この危険な組み合わせは、実施されたいかなる研究も短期的で、遺伝子組み換え食品の長期的な安全性を保証する証拠が提供できないことを意味します。そしてそれが状況を深刻にしています。

初回のGMOシリーズでは、私たちは遺伝子組み換え植物が、DNAに外来遺伝子を強制的に組み込んで作成されていることを議論しました。簡単に思い出すと、これらの外来遺伝子はホスト生物と完全に異なる種に由来します。それはどういう意味でしょうか？遺伝子は、自然が意図した遺伝的障壁を破壊することによって転送されます。何か影響が予想されますか？恐らくそうでしょう。実際、全体の技術は、遺伝子がどのように機能するかの時代遅れの理論に基づいています。この実験の結果が期待されていたものとは異なるであろうことは当然です。

私たちのこのシリーズのパートでは、遺伝子組み換え食品に関連する明示的に予想される健康リスクを見ていきます。

遺伝子組み換え食品は予測不可能な不明な変化を引き起こす

繰り返される議論は：遺伝子組み換え技術は本質的に欠陥のある時代遅れの化学的理論に基づいている点です。1つの遺伝子が1つのタンパク質にコードされるという想定は否定されました。現在は遺伝子が科学者達が完全に理解できない、非常に複雑な迷路のように機能していると考えられています。そのため、生物のDNAをいじることは、突然変異や、自然界では存在しない新種のタンパク質の生成をするという、予測不可能で不明な経路の原因となり、アレルギーや病気を引き起こします。

遺伝子組み食品は病気の原因になる

動物や人による研究によると、遺伝子組み換え食品は：

• 腸透過性を増やし、腸の壁を損傷


• 免疫機能に影響を与えると自己免疫疾患を誘発


• 胎児への悪影響 [2]

遺伝子組み換え食品の遺伝物質は破壊されずに生き続ける

• 研究は、遺伝子組み換えDNAが遺伝子組み換え食品と同様の形質を発現させる開始腸内に住む細菌に転送されることを示唆しています[3] [4]。これは、腸の腸内毒素症の原因となります。例えば、腸内細菌も遺伝子がトウモロコシなどの作物に挿入された細菌バチルス・チューリンゲンシス（BT）のような有毒な農薬の製造を開始します。（Btは害虫を殺すための独自の毒素を生成します。）


• 2012年に、教授ジャック・ハイネマンが率いる研究チームは、オーストラリアの連邦科学産業研究機構（CSIRO）によって開発された小麦上の遺伝子研究を行いました。研究では、消化されたときに遺伝的に改変された小麦で、二本鎖RNAは崩壊しなかったことを発見し、さらにこれらのRNAのビットが体内を循環し、さらに大きな塊に変換されることを報告しました。これはヒトの遺伝子が排除できる容量を超えた完全に異なるRNAの形です。[5]

それでもまだ食べるべきものですか？もっとあります。

増加された農薬使用：無意味な点

プロ遺伝子組み換えロビーは、遺伝子組み換え食品を食べる悪影響は人体よる科学的な研究で結論付けられていないと熱弁します。しかし、これらの食品の安全性を証明する研究が短期的な結果のみにより、一貫性がなく欠陥のある方法論に基づいているのであれば、同じ理論が適用されないでしょうか？重要なのは、安全でないことが分からなければ、安全であることも分からないという点です。

それでは農薬の毒性はどうでしょうか？遺伝子組み換え作物が開始された際に、大量の収穫と農薬の散布の必要性の削減は2つの最も魅力的な利点でした。しかし、時間が経つにつれて、スーパー雑草と害虫が出現し、農家により多くの除草剤や殺虫剤を使用させます。予想されるように、私たちの土壌、生産物、動物のエサ、周りの水道システムが汚染され、明示的および暗黙的な経路で私たちに害を及ぼします。

「 遺伝子組み換え作物が約束した収穫増量に対する疑問」と題してニューヨーク・タイムズの記事は、広範囲にこれらの利点と呼ばれる物を調査し、米国とカナダにおける遺伝子改変技術は、実質的な収穫量の増加につながっていないことを発見しました。また、除草剤の使用量が21パーセント増加していることを指摘しています。「雑草は世界中で強い耐性を持ち始め、業者がより多くの種や農薬を販売する機会を与えています。」

ラウンドアップ耐性の増加は、2,4-D（2,4-ジクロロフェノキシ酢酸、ダウ製新除草剤の主な成分）のような論争の化学薬品が、現在スーパー雑草を含むために使用されていることを意味します。2,4-Dの何が悪いのでしょうか？世界保健期機構の国際機関(IARC)が 発がん性物質の可能性があるとしていること以外は何も悪いことはありません。ガーディアンの記事は、「IARCは細菌の研究資料をリビューし、2,4-Dを「人間に対する発がん性がある」と分類し、「発がん性がある」のカテゴリの１つ下ではあるが、「発がん性の可能性は少ない」のカテゴリから2つ上に位置している。」と示唆しました[6]。

これは何を意味するのでしょか？これは単にWHOの科学者でさえも、2,4-Dがガンを引き起こす可能性があると信じていることを意味します。以前IARCは別のラウンドアップ（除草剤）であるグリホサート（モンサントによって製造された別の除草剤の主成分）を「人間に対する発がん性がある」と分類していました。

研究はラウンドアップには次の問題を引き起こすことを示唆します：

• 腎臓や肝臓の損傷 [7]


• 男性不妊 [8]


• 乳がん [9]


• ホルモン系の混乱


• 出生異常 [10]


• パーキンソン病、アルツハイマー病や自閉症などの神経障害 [11]

他の研究では、除草剤グルホシネート、バイエル製品は、神経毒として作用することを示しています。そして、BT作物は、赤血球の損傷、細胞の死亡さえ引き起こすことができる毒素を作成することが判明しました[12] [13]。

これらすべてが私たちの健康に何を意味しますか？

1. アレルギー、喘息および感染症


2. 不妊、先天性欠損症や死産


3. 免疫系の不良


4. ガン


5. 臓器損傷


6. 胃腸機能の不良、腸内毒素症


7. アルツハイマー、パーキンソン、自閉症


8. 糖尿病


9. 子供の発達の遅れ

環境における農薬の影響

農薬の過剰使用は健康に外を与えるだけでなく、他の種の生態系の成長にも悪い影響を与えます。その結果以下になります：

1. 土壌からの栄養素の枯渇。


2. 自然界で最も花粉を媒介するハチ、および蝶（グリホサートはモナーク蝶が卵を産み、育てる糖綿を駆除してしまう）


3. 家畜の病気

農家も被害を受けます！

Bt作物が失敗し、遺伝子組み換え種子を購入する費用が上昇し、インドの農民の自殺が増加しています。ンサント、シンジェンタ、バイエルとデュポンのような遺伝子組み換え作物を作っている同じ企業は、除草剤も製造販売しています。これらの企業は伝統的な農法で実践されているような、将来のためにきれいな種子を保存しておく必要がないため、毎年、新しい種子を農家に販売します。さらに、これらの大企業が不注意に遺伝的に改変された生物で受粉された農家を訴えることさえもあります。

私たちはどうするべきでしょうか？GMOシリーズのパート3をお楽しみに。

翻訳者: 千葉将臣

参考：

1. Rachel Pomerance, “GMOs: A Breakthrough or Breakdown in U.S. Agriculture?” U.S. News & World Report, April 25, 2013.
2. Aris A, Leblanc S. Maternal and fetal exposure to pesticides associated to genetically modified foods in Eastern Townships of Quebec, Canada. Reprod Toxicol. 2011
3. Carl-Alfred Alpert, Denis D G Mater, Marie-Claude Muller, Marie-France Ouriet, Yvonne Duval-Iflah, Gérard Corthier. Worst-case scenarios for horizontal gene transfer from Lactococcus lactis carrying heterologous genes to Enterococcus faecalis in the digestive tract of gnotobiotic mice.Environment Biosafety Research. 2003 Jul-Sep;2(3):173-80.
4. M Gruzza, M Fons, M F Ouriet, Y Duval-Iflah, R Ducluzeau. Study of gene transfer in vitro and in the digestive tract of gnotobiotic mice from Lactococcus lactis strains to various strains belonging to human intestinal flora. Microbial Releases : Virus, bacteria, fungi. 1994 Jul;2(4):183-9.
5. Elliott Freeman. Scientists: New GMO wheat may 'silence' vital human genes. Digital Journal. 2012
6. Herbicide 2,4-D 'possibly' causes cancer, World Health Organisation study finds. The Guardian. June 2015
7. Robin Mesnage, Matthew Arno, Manuela Costanzo, Manuela Malatesta, Gilles-Eric Séralini and Michael N. Antoniou. Transcriptome profile analysis reflects rat liver and kidney damage following chronic ultra-low dose Roundup exposure. Enviornmentral Health
8. Mae-Wan Ho. Glyphosate/Roundup & Human Male Infertility. ISIS Report 19/03/14 Institute of Science in Society.
9. Thongprakaisang S, Thiantanawat A, Rangkadilok N, Suriyo T, Satayavivad J. Glyphosate induces human breast cancer cells growth via estrogen receptors. Food and Chemical Toxicology (an international journal publish for the British Industrial Biological Research Association). 2013 Sep;59:129-36. doi: 10.1016/j.fct.2013.05.057. Epub 2013 Jun 10.
10. Alejandra Paganelli, Victoria Gnazzo, Helena Acosta, Silvia L. López, and Andrés E. Carrasco. Glyphosate-Based Herbicides Produce Teratogenic Effects on Vertebrates by Impairing Retinoic Acid Signaling. Chemical Research in Toxicology.
11. Anthony Samsel and Stephanie Seneff. Glyphosate’s Suppression of Cytochrome P450 Enzymes and Amino Acid Biosynthesis by the Gut Microbiome: Pathways to Modern Diseases. Entropy 2013, 15(4), 1416-1463; doi:10.3390/e15041416.
12. Bélin Poletto Mezzomo, Ana Luisa Miranda-Vilela, Ingrid de Souza Freire, Lilian Carla Pereira Barbosa, Flávia Arruda Portilho, Zulmira Guerrero Marques Lacava and Cesar Koppe Grisolia. Hematotoxicity of Bacillus thuringiensis as Spore-crystal Strains Cry1Aa, Cry1Ab, Cry1Ac or Cry2Aa in Swiss Albino Mice. Journal of Hematology & Thromboembolic Diseases.
13. R Mesnage, E Clair, S Gress, C Then, A Székács, G-E Séralini. Cytotoxicity on human cells of Cry1Ab and Cry1Ac Bt insecticidal toxins alone or with a glyphosate-based herbicide. J Appl Toxicol. 2012 Feb 15. Epub 2012 Feb 15.

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